弦の交換

質問 : 切れそうな弦だけ交換してもよいですか?

4弦の3フレット近くが今にも切れそうになっています。
他の弦は、5弦が少し擦れている以外は問題ないようにみえます。

4弦だけ、あるいは4弦と5弦だけを交換してもよいでしょうか?
それとも最低でも、4~6弦の3本を交換したほうがよいのでしょうか?

昨年10月半ばに、やはり4弦が3フレット近くで切れてしまい、
そのときには6弦全てを交換しました。

ちなみに、練習時間は1週間に3時間程度です。
月に1回のトレド練習日に3時間位弾くので、
平均すると1ヶ月に15~16時間だと思います。

回答よろしくお願いいたします。

黒川です
私の回答:
> ちなみに、練習時間は1週間に3時間程度です。
> 月に1回のトレド練習日に3時間位弾くので、
> 平均すると1ヶ月に15~16時間だと思います。
ということですので、10月からですと別稿での交換の目安50時間にちょうどということで全部交換をお勧めします。
さて、これは大雑把な回答です。
基本的には自分で使えそうと思った弦は交換しなくて良いと思います。
けれどその見分けが付かないでしょう。
4弦5弦が切れやすいので仕方ないのですが、それはそこを使う頻度が高いわけです。
できれば全部の弦を満遍なく使うのが望ましいわけです。
それも全部のフレットにわたって。

そこでお勧めなのが
9ポジションの1弦で1,2,3,4と押さえて弾いて、次に2弦で1,2,3,4・3弦で1,2,3,4・・・。
1弦から6弦までやってまた1弦にかえり、ポジションを一つ下げて繰り返し。
という練習をやれば結構その練習だけで満遍なく使えることができます。

これにより、楽器自身も音域の中で満遍なく使ってもらえて嬉しいわけです。
楽器も良く鳴るようになるかもしれません。
できれば、できるだけ高いポジションにも挑戦してみましょう。

この応用をご紹介します。
これを弾くときに、右手を色々な使い方でやります。
1音ごとに右指を変える弾き方と
1音に付き複数の右指で弾く弾き方があります。
今、はまっている弾き方

1音ごとに右指を変える弾きかた:
1弦imam・2弦amim・3弦imam・4弦amim・・・・
これはなれるのに時間がかかるかもしれません。

1音ごとに付き複数の右指で弾く
ami・ami・ami・・・・
これはトレモロの練習になります。

これは一例で、はじめは自分でやりやすい弾き方で始めるのが良いと思います。
imimimi...でよいと思います。
いきなり難しいのに挑戦するのはかえって良くありません。
工夫してみてください。

曲の練習・アルペジオの練習などだと低いポジションの練習が多くなりどうしても3フレット4フレットが切れやすくなります。
上の練習で、できるだけ多くのポジション・多くの弦を使うように意識してみてはいかがでしょうか。
「補遺」
質問の中にもすでにありましたが、低音弦だけ替えるのも良いと思います。
低音弦2回につき、高音弦1回など。
*
チュ―ナ―を用意して1本の弦のいくつかの場所を押さえて弾いてみて、
音の高さが合うかどうかも目安になると思います。
開放弦、7フレット、、9フレット、12フレットなどです。
合うかどうか
これは、自分の楽器の癖もあるので普段からやってみていて、
普段と変わってくるかどうかがポイントかもしれません。
押さえかたでも変わりますから。
**
押弦の力を抜く練習も良いかと思います。
弦・フレットの消耗を少なくするし、何よりも演奏が楽になります。
どこかを押さえます。
右手で弾きます。
左指の力をだんだん抜いていきます。
音がびりつき始めます。
この寸前の力で押さえていれば良いのです。
私はこの左手の脱力が課題となっています。
たくさんのひとの意見がでてくると良いですね。
*

原口さんから
黒川さんの回答でフォローされてますので、若干の追加説明です。

4弦1本だけ新品で、他の弦が古すぎると、
曲を弾いていて4弦の音だけがやや不自然になります。
高音弦はそれほど違いは気になりませんが、
低音弦ははっきりわかります。
そういう時は、4弦だけでなく、
4・5・6弦まとめて交換がベターでしょう。
髪が伸びたので、理髪店や美容院に行った際は、
脇や後ろだけでなく全体をすいてもらうのと同じ理屈ですね。
私は、「理髪」と「弦交換」を同じ気持ちで考えていまして、
一種の気分転換も兼ねています。
弦を交換していい音になると、
気持ちがいいし上手になる気がします。

弦を購入する時ですが、
高音弦1:低音弦2の割合がいいかもしれません。
セット割引にはなりませんが・・
また、低音弦は高音弦の数倍高価なのでムムムですが・・
かつて、生活必需品に比して弦が高価な時代、
当時の教則本には
「低音弦は錆を落として乾燥させて再利用」とありました。
私なんぞ今は1ヶ月使わないうちにゴミ捨てポイですから、
当時のことを考えると妙に感慨深いですね。

また、ギターおたくになりますと、
1弦1弦違うメーカーのものを選ぶ傾向があり、
その場合、セット購入の意味はありません。

さて、黒川さんの半音階導入に1票です。
特に、6弦は普段出番が少ないので、
1弦から6弦を往復するパターンの半音階の練習をお薦めします。

私は、最近、単純スケール練習を減らした分、
左指1324/2343又は3142/4323
のような変形半音階を導入しています。
1弦1フレから6弦12フレまで往復するだけで5分以上かかるので、
私みたいな暇人?でないとフルは無理なので、半分でもいいと思います。

ものはついでに、スラー練習(スラーを~表示)も効果ありますよ。
単純パターンで、1~2/2~3/3~4/3~4/4~3/4~3/3~2/2~1
変形パターンで、2~1/3~2/2~1/4~2又は2~1/3~2/2~1/4~3
こちらは、1~3弦だけでもいいと思います。
尚、薬指・小指が弱い方で部分的に鍛えたい方は、
半音階もしくはスラーで、
3~4/3~4/4~3/4~3
だけを特訓するのも効果的です(最初は苦しくて泣きたくなりますが・・)。

あれれ、いつの間にか、基礎練習の話しになってしまいました。
全部の弦の全部のフレットを使う練習もいいかもということでした。
はぃ。

↑記事一覧へ戻る

カテゴリー: ギター対策あれこれ   パーマリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>