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先日テレビで禅僧の修行の日々を追う番組がありました。その中で、日課の内の境内の掃き清めの紹介がされました。約1時間ひたすら庭を回り、ほうきで掃く・掃き集めたごみを捨てに走る。一時に一つのことに専念するということだとの解説でした。
これに対して、むかし「ながら族」という言葉があったのを思い出した。ラジオを聞きながら勉強したり・テレビを見ながら食事をしたりといった人たちのことでした。今街中では、ケータイを見ながら歩く・本を読みながら歩くといった人たちをよく見かける。これも「ながら族」であって、先ほどのラジオを聞きながらやテレビを見ながらと同様に当たり前になってしまっている。だから「ながら族」という言葉は特別なことではなくなっていて、今はほとんど使われなくなっているのだなと思う。
コンピューターには「キャッシュメモリー」というのがあります。これは命令によって記憶する部分(主メモリー)から記憶内容(データ)を読み出すときに、繰返し使うことあるいはすぐにまた使うことなどを判断してそこ(キャッシュメモリー)に一時的に貯めておいてすぐに引き出せるようにしておくもののことです。「キャッシュメモリー」には、動作の遅い主メモリーよりも書き込み・読み出しが素早くできるメモリーが使われています。小さいけれどもこれがあることによって、コンピューター全体のスピードがアップするのです。
ひとの脳の中でも、このキャッシュメモリーに相当するような機能があって、ながら族の行動を支援しているという話がありました。歩きながら本を読む。このときに視界の中に障害物を発見・本の筋を追う・障害物をよける・本に戻る、といった行動がシームレスに行なわれるのは脳の中のキャッシュメモリーのおかげだというわけです。
問題なのは、年とともにその脳内キャッシュメモリーの性能が落ちてくるということです。だから、歩きながら何かをするというのは高齢者にとって危険なことだそうです。
あるプロ・アマ混合の演奏会でこんなことがありました。プロのひとがピアノに向かいました。そして脇に座った譜めくりの担当は自分でもピアノを弾く人です。演奏が進んでいき、演奏者はめくってよいですよと頭をふります。めくってくれないので更に合図の頭をふります。これを何回か続けてやっとめくってもらえました。同じようなことを何回か繰り返して1曲が終わりました。さかのぼって考えると、演奏者は1ページの半分くらい手前からめくりを要求していたようです。ぶっつけ本番の組み合わせだったのでしょう。めくる人はこんな手前でめくったら怖いということで躊躇していたようです。めくる人は先生をやっていて、ただのアマチュアとは違います。それでもこんなに違うものか、プロはこんなに先読みをするのかとびっくりしたり・納得した次第です。
さて、合奏では演奏しながら指揮者を見なくてはいけません。今弾いているところの楽譜を追いながらでは目を上げて指揮者を見ることなどできません。少なくとも数小節の貯金を頭の中に持って目を上げる必要があります。指揮者の動きにうっとりとして目を下げるタイミングを失うと貯金が無くなってしまいます。更に目を下げた瞬間に次に見るべき楽譜の箇所をすぐに探し当てなくてはいけません。
楽譜を先読みしておく・指揮者を見る・その間も演奏は休みなく続ける・その中に表情もつける・指揮者に合わせる。演奏中はそれをずっと繰り返し続けるわけです。
合奏はなんと大変なことをしているのでしょうか。これは先ほどの脳内キャッシュメモリーがフル稼働しているのでしょう。
個人練習のときに全部の暗譜ができなくても、数小節先を読みながら弾いていくことを意識的に行なえば「指揮者を見る」事が可能になると思います。逆に、今弾いているところを目で追っている練習ではいつまで経っても余裕は生まれません。
10月16日は、心配された空模様もお昼には好転し、快晴の中で第一回発表会を迎えることができました。
当日は一般の方々をはじめ、会社の同僚の方々・ギター部OBOGの方々・現役の方々・出演者のご友人ご家族の方々にお出で頂き(76名の方々にご記帳頂きました)、音楽を楽しむ暖かい雰囲気と期待感のなかで発表を行ないました。
ご来場の方々からはお祝い金、お花、お菓子等お祝いの品々を沢山頂戴し、また心の篭った祝電を頂きました。 この場をお借りし篤く御礼申し上げます。
当日はOBOGの方々に司会進行係、受付係、ビデオ撮影係、カメラ撮影係を引き受けていただきました。 さぞお疲れと思います。 有難うございました。
また特別参加して頂きました4代、5代の皆様、その頑張りに敬意を表しますと共に深く感謝申し上げます。
今回の発表会で頂いた暖かい声援と、アンケートでのご意見やご感想を次への飛躍の糧として邁進して行きたいと思っております。
皆様、本当にありがとうございました。
埼玉大学OB・OG合奏団「トレド」
夏が終わったと思うと涼しさを通り越していきなり寒くなって来た今日この頃です。寒い日が続くとギターを弾く手がかじかんでしまい練習もうまくできません。12月の寒い中に定期演奏会をやるというのはやはり若い現役のうちにできることなのだなあと思う今日この頃です。
トレドは発足時よりも団員数も増えて、運営も分担されてだんだん形になってきました。
9月には老人ホームへの出前演奏を行ないました。プログラム中に歌うコーナーを設けてギター合奏の伴奏でみんなで歌を歌いました。精一杯大きな声で歌ってくれた方もいました。そのときは演奏に夢中でしたが、後で思い返すと感動的なことで、かえって我々の方が力をいただいたような気がします。先方にも喜んでいただいたようで、今後もこのような活動を続けていきたいところです。
また、発足1年でこんなことができるようになったんだと感慨も新たです。
トレドの第一回発表会はいよいよきたる10月16日にせまってきました。
この1年の練習の成果を皆さんに聴いていただく初めての発表会です。団員一同、精一杯演奏いたします。現役の方々・そしてOB・OGの方々、一人でも多くの皆さんにご来場していただきたいと思います。会場で仲間が再会し話しの輪が広がることも期待しています。
では、会場でお会いしましょう!!!
2010年9月18日に行われた埼玉大学ギター部45周年式典の際に発足した「埼玉大学ギタークラブOBOG会」、おかげさまで1周年を迎えることが出来ました。
皆様のご支援ご協力に感謝いたします。
昨年9月18日の45周年記念式典に向けて有志が練習を始めたのが、そのわずか2ヵ月前の7月18日でした。今から考えると無謀ともいえる短期間の練習で、記念式典での演奏を成功?させ、現役との夢のような共演も果たしました。また、当日には出席者のご賛同を得てOB・OG会が発足しました。
「トレド」は、その下部組織の自由参加の団体として、同時に発足しました。以来一年有余、現在団員は第3代から第10代のメンバー21名が参加しています。毎月1回の練習には8割以上の出席率で集まり、還暦過ぎ・もうすぐ還暦・まだまだ還暦というメンバーが、驚くほど熱心に、最初から最後まで練習しています。40数年のブランクを経ても一瞬のうちに気持ちが一つになる、音楽の素晴らしさを感じる瞬間です。
更に多くの方達とこの喜びを分かち合えればと、参加を随時募集しています。
たまたま東京地区で発足したわけですが、部員密度の高い地域で、同様な合奏団ができることも希望しています。その際は、我々でもお手伝いができるかと考えています。
さる9月17日には、老人ホームへの出前演奏を行いました。入所されている方々の歌声に、我々のほうが元気をもらいました。10月16日には第1回の発表会も予定しています。
「トレド」に多くのOB・OGの参加をお待ちしています。
埼玉大学ギタークラブOB・OG会に栄光あれ!!1周年おめでとうございます。